総合内科について

総合内科について

例えば、単に頭痛といっても原因は患者さまによって様々です。 風邪なのか?肩こりからくる疲労によるものなのか?または精密検査が必要な重度の病気の信号である場合も考えられます。 そのため、どの診療科を受診したら良いか分からないという方は意外に多いのではないでしょうか?

当院では内科系の疾患の診療はもちろん、不定愁訴(なんとなく体調が悪い・原因がはっきりしない倦怠感など)といった症状を総合的に判断して診断や治療を行います。 具体的には、風邪やインフルエンザなどはもちろん、高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病の診断・治療・管理を行っております。

その他、各種予防接種(任意・定期)についてもご相談ください。

総合内科について

例えば、単に頭痛といっても原因は患者さまによって様々です。 風邪なのか?肩こりからくる疲労によるものなのか?または精密検査が必要な重度の病気の信号である場合も考えられます。 そのため、どの診療科を受診したら良いか分からないという方は意外に多いのではないでしょうか?

当院では内科系の疾患の診療はもちろん、不定愁訴(なんとなく体調が悪い・原因がはっきりしない倦怠感など)といった症状を総合的に判断して診断や治療を行います。 具体的には、風邪やインフルエンザなどはもちろん、高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病の診断・治療・管理を行っております。

その他、各種予防接種(任意・定期)についてもご相談ください。

消化器内科

消化器内科とは

消化器内科は食道、胃、腸、肝臓、胆のう、膵臓に関わる様々な疾患に対し、診断・治療いたします。内視鏡治療の進歩に伴い、今まで外科的切除をしていた病変も内視鏡切除が可能になってきております。

胃部内視鏡検査を行っております。北区胃がん検診をはじめ健診での胃部内視鏡検査を「日本内視鏡学会の内視鏡専門医」資格を取得した医師が実施しております。2022年度よりこれまでの経口内視鏡に加え経鼻内視鏡も導入いたしました。

こんな時はご相談ください

消化器内科で扱う代表的な疾患

胃潰瘍

胃潰瘍とは、胃の粘膜や皮膚がただれ、表面だけでなく更に奥まで浸食している状態のことです。悪化すると胃に穴が開いた状態になり、胃の中のものが外に出て腹膜炎を発症することもあります。
原因は、胃液の分泌が多いときにおこります。ピロリ菌への感染やストレス、薬の副作用も影響しています。
症状は、食後にみぞおちあたりの痛み。吐き気、嘔吐、胸やけ、食欲不振などです。
治療は、薬物療法で胃液、胃酸を抑える薬を服用します。ピロリ菌が確認された場合は除菌する薬を服用します。

ピロリ菌感染

ピロリ菌に感染すると、胃の粘膜が減少する萎縮性胃炎になり、胃潰瘍へと進行します。萎縮性胃炎は胃がん発症リスクが高くなる疾患です。日本人の胃がんの99%にピロリ菌感染が関与しています。
検査は、内視鏡で胃の粘膜を少し採取して調べる検査か、ピロリ菌に対する抗体があるか調べる血液検査を行います。
治療は、薬で胃酸の分泌を抑えてから、ピロリ菌を除菌する抗生物質を7日間服用します。除菌できなかった場合は除菌療法(二次除菌)を行います。

胃がん

胃がんは、初期の段階で自覚症状がでることは稀で、進行しても無症状である場合があります。胃炎や胃潰瘍と同じ症状になることが多く、検査を行って診断しないと確定できない疾患です。
検査は、内視鏡で胃の粘膜を少し採取して調べます。
治療は、日本胃がん学会が作成した「胃がん治療ガイドライン」に標準治療が示されており、患者さまの状態に合わせた治療を行っております。

十二指腸潰瘍

十二指腸潰瘍とは、十二指腸の粘膜や皮膚がただれ、表面だけでなく更に奥まで浸食している状態のことです。悪化すると十二指腸に穴が開く穿孔になり、腹膜炎を発症することもあります。
症状は、空腹時にみぞおちあたりの痛み。吐血や下血などです。
治療は、薬物療法で胃液、胃酸を抑える薬を服用します。

虫垂炎

虫垂炎は、一般的に盲腸と言われる疾患です。虫垂の内腔が詰まることにより、細菌が感染して炎症を起こした状態です。
症状は、みぞおちやへその辺りが痛み、お腹の右下(虫垂がある)が急に痛くなります。
軽症の場合は、薬物療法で炎症を抑えて経過観察します。

循環器内科

循環器内科とは

循環器内科は、心臓や心臓と他の臓器を繋ぐ血管に関わる様々な疾患に対し、診断・治療いたします。循環器疾患のリスクを高める生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症)の管理も併せて行わせていただきます。

こんな時はご相談ください

循環器内科で扱う代表的な疾患

高血圧

血圧は、心臓から送り出された血液が、血管を通るときに血液壁にかかる圧力です。
心臓が収縮して、血液を押し出した瞬間が最高血圧、収縮後に拡張したときが最低血圧で、高血圧とは、血管に強い圧力がかかっている状態を指します。
血圧が高い状態が続くと、血管が硬くなりひいては動脈硬化へとつながります。
また、生活習慣病全般に言えますが、特有な自覚症状がないため深刻な状態に陥るまで気づかないことが多く、心臓病や脳卒中などの合併症の引き金となるため注意が必要です。

不整脈

不整脈とは、心臓の筋肉が収縮と拡張を規則正しく行えずに脈のリズムが異常になった状態です。期外収縮、頻脈、徐脈と大きくわけると3種類になります。
検査は、心電図で行います。たまにしか発生しない不整脈には24時間携帯型心電図のホルター心電図で計測できます。
治療は、期外収縮、頻脈に対して薬物療法を行います。徐脈には薬がないため、徐脈に対応する治療法としてペースメーカー治療があります。

狭心症

狭心症とは、心臓の筋肉に酸素と栄養を供給している冠動脈の血流が悪くなり、需要と供給のバランスが悪くなる疾患です。原因は、血管が狭くなり、詰まりやすくなった状態になる動脈硬化です。
症状は、胸が痛くなったり、圧迫されたような胸の痛み、息切れや動悸などです。
治療は、薬物療法で血管内が狭くならないようにします。必要に応じてカテーテル治療で血管を拡張します。

心筋梗塞

心筋梗塞とは、心臓の筋肉に酸素と栄養を供給している冠動脈が完全に閉塞した状態です。悪玉コレステロールなどが血管の壁にたまってできたプラークが破れることで血管が閉塞しておこります。
症状は、押しつぶされるような胸の痛み、締め付けられるような胸の痛み、冷や汗、吐き気や嘔吐などです。
治療は、手術になります。薬物療法は難しい疾患です。カテーテルを用いて血管を内部から広げる治療を行います。

心不全

心不全とは、心臓の筋肉が収縮と拡張を行うことでポンプのように血液を全身に送っている機能が低下している状態です。
症状は、多岐にわたって動悸や息切れ、呼吸困難、むくみ、疲労感、脱力感、四肢の冷えなどです。
過剰な水分がみられる場合は、利尿剤を使用し、過剰な水分を体外に排出させます。その後、食事等での水分や塩分制限を行います。
血圧が低下がみられる場合は、強心剤を使用し、心臓のポンプ機能を高めます。その後、食事等での水分や塩分制限を行います。
ホルモン分泌の変化がみられる場合は、ホルモンのバランスを調整することで、心臓の機能に改善が見られます。

神経内科

神経内科とは

神経内科は、神経系(大脳・小脳・脊髄・末梢神経・筋肉)の炎症、変性、腫瘍、血管障害、代謝・ホルモン等に関わる様々な疾患に対し、診断・治療いたします。

こんな時はご相談ください

神経内科で扱う代表的な疾患

神経内科で扱う代表的な疾患

脳卒中

脳卒中とは、脳の血管が詰まったり、破れて出血したりして起こる疾患です。詰まるタイプが脳梗塞、出血するタイプが脳出血です。血管にできた瘤が破裂してくも膜の下に出血した場合は、くも膜下出血です。
症状は、急に同じ側の手と足が動かなくなる、顔の右または左がだらんと下がる、ろれつが回らない、ものが二重に見える、まっすぐに歩けないなどです。
治療は、発症後、治療までの時間が長ければ長いほど、後遺症の程度も大きくなりますので早期治療が必要です。

脳炎

脳炎とは、ウイルス、細菌、真菌(カビ)、寄生虫といった病原体が原因の感染性脳炎、自己の免疫システムが原因で炎症を起こす自己免疫性(免疫介在性)脳炎があります。
症状は、発熱、頭痛、嘔吐、反応の低下、けいれんなどです。
治療は、点滴療法や薬物療法を行います。腫瘍がある場合は切除も行います。

てんかん

てんかんとは、脳神経細胞が電気的に異常興奮して過剰に活動することで起こる発作を繰り返す状態です。意識を失ったり、けいれんすることだけがてんかんの発作というわけではありません。てんかん発作の症状は人により様々です。
検査は、脳波検査、CT検査、MRI検査、血液検査などがあります。
治療は、薬物療法を行います。薬物療法で効果がない場合は手術が可能であれば行います。また、食事療法で発作を減らすこともあります。

パ-キンソン病

パーキンソン病とは、脳幹(大脳と脊髄を結ぶ神経の幹)の上端にある中脳の黒質のドパミン産生細胞が減少していく疾患です。パーキンソン病は厚生労働省の特定疾患(神経難病)に指定されています。
症状は、寡動(動きが遅く少なくなる)、筋強剛(筋肉が固くなる)、振戦(ふるえ)、姿勢調節障害などです。また、自律神経にも異常をきたし、便秘や頻尿、起立性低血圧などが起こります。
治療は、薬物療法を行います。症状に合わせたリハビリも行っております。

血液内科

血液内科とは

血液の3成分である赤血球、白血球、血小板に関わる様々な疾患に対し、診断・治療いたします。

こんな時はご相談ください

血液内科で扱う代表的な疾患

貧血

貧血とは、血球成分の一つである赤血球数が減少する、もしくは赤血球に含まれるヘモグロビン(Hb)が低下することにより脳が酸素不足になることで生じる疾患です。
症状は、立ちくらみ、めまい、失神、顔色が悪い、体がだるい、疲れやすい、動悸、息切れなどです。
検査は、血液検査が基本ですが、症状によっては内視鏡検査骨髄検査を行います。
治療は、薬物療法です。原因に合わせた治療薬を使用します。

白血病

白血病とは、白血球系細胞が無限に増加する血液のがんともいわれる疾患です。血液検査で白血病細胞が確認される状態になります。年に1回は健康診断で血液検査を受けることをお勧めします。
症状は、貧血、疲れやすい、顔色が悪い、めまい、息切れ、頭痛、発熱、鼻出血など出血症状などです。
治療は、化学療法、造血幹細胞移植です。

悪性リンパ腫

悪性リンパ腫とは、白血球の中にあるリンパ球という細胞ががんになった状態です。主にリンパ球はリンパ節、脾臓、扁桃腺など存在しています。胃、腸管、甲状腺、肺、肝臓、皮膚、骨髄および脳など、リンパ組織以外の臓器にも発生することもあります。
症状は、リンパ腫細胞が腫れることでリンパ節が腫る、高熱、食欲低下、発汗、体重減少などです。
検査は、血液検査、尿検査、レントゲン検査、心電図、心臓の超音波検査、内視鏡検査、病理組織検査などです。
治療は、化学療法、放射線治療です。患者さまの全身状態や病理組織検査の結果で治療法を決めます。

糖尿病外来

糖尿病外来とは

インスリンの分泌や働きが低下することで、血液中のブドウ糖(血糖)が増え、高血糖の状態が続く病気です。 膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが、血液中のブドウ糖を細胞の中に取り入れる役割を果たしていますが、このインスリンの量が不足した り、働きが悪くなったりすると、ブドウ糖が細胞内に取り込まれなくなり、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が高くなってしまいます。

進行すると体の細胞にエネルギーであるブドウ糖が十分に補給されず、喉がかわいたり、多尿、頻尿、倦怠感、体重減少、できものができる、傷が治りにくいなどの症状が現れます。また、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害などさまざまな合併症に注意が必要です。

こんな時はご相談ください

糖尿病外来で扱う代表的な疾患

糖尿病は発症原因により、Ⅰ型とⅡ型に大別されます。

Ⅰ型糖尿病

Ⅰ型糖尿病は自己免疫やウイルス感染などが原因と推測されていますが、膵臓のインスリンを分泌する細胞が破壊されることによりインスリンが分泌されなくなり糖尿病を発症します。

Ⅱ型糖尿病

Ⅱ型糖尿病は、インスリン分泌量が少なかったり、インスリンの働きが悪くなるためにブドウ糖が補給できず起こりますが、加齢と遺伝的要因の他、食生活や運動など生活習慣が関係している場合が多いです。日本の糖尿病のほとんどがⅡ型糖尿病です。