内視鏡検査とは
細い管の先に取り付けた超小型テレビカメラにより、食道・胃・十二指腸または大腸を直接見る方法です。 正確な診断の為、組織や細胞の一部を採取する場合があります。また、当院では経鼻内視鏡を導入いたしております。
上部内視鏡(胃カメラ)
細い管の先に取り付けた超小型テレビカメラにより、食道・胃・十二指腸または大腸を直接見る方法です。 正確な診断の為、組織や細胞の一部を採取する場合があります。
フジノン製のFICE(分光画像処理)を搭載したフルデジタル内視鏡を導入いたしました。 通常の内視鏡検査で得られた画像をコンピューター処理し、内視鏡の検査において診断の補助を行うもので任意の波長画像を再構成し粘膜の血管を詳しく表示します。



診察
外来で診察して頂き、胃カメラが必要となりましたら、看護師から検査の日程、同意書の記入、諸注意などがあります。 また、安全に清潔に検査を受けて頂くため、肝炎ウィルス等感染症を確認する血液検査を受けて頂きます。
次のような方はお申し出下さい。
- 抗凝固薬(血液をサラサラにするお薬)を服用している方
- 高血圧、糖尿病で投薬、インシュリンをされている方
- 妊娠している、または妊娠の可能性のある方
赤字は女性医師
※女性医師をご希望の方は、お気軽に院内スタッフにお申し付けください。
上部内視鏡(胃カメラ)の流れ
前日
夕食は固い物を避け、消化に良いものを午後9時までにお済ませ頂き、それ以後固形物はとらないで下さい。 水分は普通におとり下さい。お薬もいつも通り服用して下さい。(抗凝固薬以外)
検査当日
朝起きましたら飲食は一切せず、(高血圧の薬など、指示のあったものは少量の水で服用して下さい。)予約時間にご来院頂き、検査となります。
なるべくゆったりした服装でお越し下さい。
口紅はご遠慮下さい。
検査
先ず消泡剤を服用します。 (胃粘液や泡を取り除く液体です。) 次にゼリー状の麻酔薬を含んで頂き舌根部から下咽頭の麻酔をします。 それを吐きだした後、咽喉に麻酔のスプレーを噴霧します。 麻酔が効きましたら、ベッドに左側を下に横になり、マウスピースを咥え、内視鏡検査の開始となります。 検査自体は10分程度で終了致します。
検査後
特に異常がなければ検査後の諸注意を看護師よりさせて頂き、終了となります。 胃の組織を一部採取し検査した場合は止血剤の注射を致します。 組織検査の結果は約一週間後に外来にてご説明致します。
麻酔が残っていますので、検査後2時間は飲食出来ません。2時間たちましたら水分を飲み、むせ、違和感がなければ飲食を開始して下さい。
組織の検査をされた方は、稀に出血が起こる場合がありますので、当日は刺激物を避け、アルコールはお控え下さい。
吐血や黒色便がみられましたら電話連絡の上、御来院下さい。
下部内視鏡検査(大腸カメラ)の流れ
大腸内視鏡検査は基本的に検査前に一度来院し、診察を受けて頂く必要があります。
胃・大腸同日内視鏡検査も同様の流れで行います。
※ただし、緊急の場合は当日来院のみで検査可能です。
検査前日


検査前日は水分を多く摂るようこころがけ、消化に良いものを召し上がっていただきます。
検査当日
検査が終了するまでは食事は召し上がれません。飲水は可能です。
高血圧・不整脈などの大事なお薬は飲んでいただきます。(糖尿病のお薬は除きます)
病院下剤の方は午前8時に来院していただき、1.8ℓの下剤を服用していただきます。
来院後便の回数、便の性状をお聞きします。
検査
更衣:更衣室にて検査用紙パンツに着替えていただきます。
点滴:点滴をさせていただきます。
鎮痛剤注射:鎮静剤の注射をします。(麻酔を希望されない方は行いません)
検査:検査は通常15分から30分程度で終了します。
検査後
休憩・検査結果説明:1時間程リカバリー室でゆっくりお休みしてから検査結果の説明があります。
レントゲン撮影:ポリープを切除した方は検査後にレントゲン撮影を行います。
※麻酔を使用した方は当日車の運転が出来ませんのでご注意ください。
胃部内視鏡検査のお知らせ
当院では北区胃がん検診をはじめ健診での胃部内視鏡検査を実施しております。
当院の内視鏡担当医は「日本内視鏡学会の内視鏡専門医」資格を取得しており、精密な診断で検査に対応しております。
また、今年度よりこれまでの経口内視鏡に加え経鼻内視鏡も導入致しました。これまで同様、鎮静剤を使用した経口内視鏡にも柔軟に対応致しますが、
受診者様にとってさらに負担の少ない経鼻内視鏡でも検査を行っております。是非、ご利用ください。 検査方法や実施要領につきましてはこちらの資料をご覧ください。