はじめに

当院では発熱症状がある患者さまに対しては院内感染防止、クラスター発生防止のため通常の外来診察とは別の発熱外来として診察しております。発熱外来は原則予約制となります。電話にて当院にお問い合わせいただき、予約時間にお越しください。

※一日で受けられる人数に限りがございますのでご了承ください。
※感染者数の増加に伴い、検査に関してお電話での問い合わせが多くなるため、つながりにくい場合がございますのでご承知おきください。

当院では以下の検査を行っております。これらは基本的に、感染が疑われ症状が出ている場合、濃厚接触者、または医師が必要と判断した場合に検査することが推奨されます。検査費用は公費補填の対象ですが自費負担になる場合があります。

これらの検査で陽性となった場合「コロナウイルスに感染している」と診断することができますが、陰性の場合、「コロナウイルス感染を100%否定する」ことはできず、臨床症状等合わせて複数検査を実施する場合があります。予めご了承ください。

混雑状況によっては院外で少々お待ちいただく場合がございます。なお当院専用駐車場はございませんので周辺コインパーキング等をご利用ください。

令和4年9月26日以降、
新型コロナウイルス感染症の
届出対象者の患者が
限定されました。

院内では病院スタッフの指示に従ってください。検査結果が陽性だった場合、ガイドラインに該当する方に関しては、当院から保健所に報告させていただきます。 追って保健所などから連絡がありますのでその指示に従ってください。 該当しない方また詳細に関しては、“北区ホームページ 新型コロナウイルス感染症関連情報”をご確認ください。

NEAR法検査

当院では2021年4月よりアボット社製の「ID-NOW」を導入しております。これは核酸増幅検査の一つである等温核酸増幅法「NEAR法」を用いた検査機器です。

この「NEAR法」はリアルタイムPCRとほぼ同等の検査感度があり、かつリアルタイムPCRよりも格段に短時間(15分程度)で結果がわかる検査です。同時間で検査ができる抗原検査よりも高感度のため当院ではこちらの検査を推奨しております。 2020年10月に厚生労働省で保険適応承認された機器であり、ホワイトハウスでの検査実績もある検査です。

測定原理のわずかな違いからNEAR法で陰性でもリアルタイムPCRで陽性になる場合があるため、PCR検査と併用することがあります。また鼻血がついてしまった場合検査不能になることがあるため、抗原検査で代用することがあります。 なお海外渡航者向けの検査ではNEAR法ではなくPCR検査が求められる事があります。予めご確認ください。

結果はその場でお伝えし、検査結果を紙報告書でお渡しします。 陽性の場合当院から保健所へ報告させていただき、お薬を処方した後ご帰宅いただきます。保健所などから自宅療養などに関しての連絡がありますので必ず応対していただき、その指示にしたがってください。 感染拡大防止、クラスター発生防止にご協力ください。

PCR検査

核酸増幅検査の一つでウイルスの遺伝子情報を酵素反応で増やして検出します。発症前の軽微な感染でも検出できるほど高感度の検査です。逆に高感度過ぎるために治療後の感染力の無くなったウイルスを検出してしまうこともあります。唾液または鼻咽頭ぬぐい液を使って検査します。※唾液採取のほうが侵襲が少なく済みます。 外部に検査委託しているため結果が出るまでに1~2日かかります。

結果のお知らせについて

陽性の場合、保健所などから連絡があります。必ず応対していただき、保健所などからの指示に従ってください。 陰性の場合、検査日から1日後以降に再度診察を受けていただきます。その際に結果報告書、診断書(希望者のみ、別途費用)をお渡しします。 いずれの場合も結果が出るまでは自宅療養していただきますようお願いいたします。

抗原検査

鼻咽頭ぬぐい液中のコロナウイルスの特徴の1つ「抗原」を認識してウイルスがいるか検査します。 PCR検査やNEAR法と比べると感度が低く、一定量のウイルスがいないと検出できません。しかし臨床症状や医師判断等でこちらの検査を実施することがあります。 抗原検査は、インフルエンザ検査も同時に行っています。

抗体検査

ウイルスや細菌を排除するために体内で生成した「抗体」を検出します。 コロナウイルスに対応した抗体があるということは過去に感染したことがあるという証拠になります。感染から時間が経っていない(1~2週間程度)場合やウイルス感染が軽微であった場合等は感染していても結果が陰性になることがあります。

自費診療料金


SARS-COV2

11,000円
PCR検査 33,000円

NEAR法(咽頭鼻拭い液)

22,000円

※価格はすべて税込みです。